小太郎さんのいる日々

スキッパーキの小太郎さんと自堕落飼い主のどうということもない日々の記憶

小太郎さんの寝顔


先代犬のあーちゃんはとにかく良く寝る犬だった。
特に最後の2,3年にもなると、食事と散歩の時間以外はほとんど寝て過ごしていた。
それに比べて我が家に連れてきたばかりの頃の小太郎さんは、まるで寝ようとせずに1日の大半をせわしなく動き回っていた。飼い主としてはこれで大丈夫なのかと不安を覚えたが、他のスキッパーキの飼い主さんの話を伺うに、どうやらそういう犬種であることを知って少し安堵した。
生後18ヶ月を過ぎ、ここ最近になって、昼間もずいぶん寝て過ごす時間が長くなってきた。多分、我が家の環境に慣れたおかげもあるのだろう。

映画監督の押井守氏が著書の中で『犬は生涯の大半は夢の中で過ごす。もしかすると彼らにとってはその夢こそが現実であり飼い主は夢の中の存在に過ぎないのかもしれない』と言ったような事を語っていた。それはそれで素敵だと思う。夢であるか事実であるか、実はあまり大した意味はない。重要なのは、自分があーちゃんや小太郎さんと時間を共有した、あるいは現在している、そのことだけは自分にとって紛れもない現実だからだ。


はな。