小太郎さんのいる日々

スキッパーキの小太郎さんと自堕落飼い主のどうということもない日々の記憶

脱走、再び

正確には3回目。

今回は母に連れられ散歩に出かけた先で、ハーネスから逃れての逃走。
嫌いな犬と出会ったり何かに興奮したとき、母はハーネスをつかんで押さえると言っていたので、それをやると身体が柔らかいのでハーネスがスッポ抜けることがある(実際、一度自分が散歩している時にも起こった。その時は小太郎さんが離れる前に抱きかかえてセーフだったのだが)ので気をつけてと話をした矢先のことだった、

時間はもう18時を回り、辺りはすっかり暗くなっていた。
小太郎さんがいなくなった辺りまで探しに行ったが、この暗さであの小さくすばしこい黒犬を見つけられるとも思えない。前回の経験から小太郎さんはリードから離れたりしても、自分の知っているところに行く可能性があるのではないかと思い、心当たりのある児童公園まで行ってみるがそうそうことが上手くいくはずもない。

先々代が父との散歩の途中で失踪した一件が思い出される。
あの時も夜で、年齢もちょうっど今の小太郎さんとほとんど同じだった。これはもう、帰って来ないかも知れないと思うと、本当に頭の中が真っ白になった。

しばらくそこで待っていると、携帯が鳴る。
母からの電話で、出ると『帰ってきたよ』の一言が。
なんでも、家の門を開けて外で待っていたら、とことこと余裕ぶっこいた様子の何食わぬ顔で帰ってきたらしい。母が呼ぶと素直に自分から家の中に入っていったというので、たまたま帰って来られたのではなく、帰ろうと思って帰ってきたのだと考えられる。

Twitterでフォロー頂いてる方の愛犬(やはりスキッパーキ)も脱走の常習犯らしいのだが、いつも何食わぬ顔で帰ってくるらしい。どうも、スキッパーキというのはそういう犬種なのかもしれない。肝を冷やしたが、なんとなくそれがわかったのは、収穫だったかもしれない。

だからと言って、もう二度とやらせないけどな。