小太郎さんのいる日々

スキッパーキの小太郎さんと自堕落飼い主のどうということもない日々の記憶

小太郎さんのしっぽ(その4)

……などと題しつつ、小太郎さんとは殆ど関係のない話。

ネットでスキッパーキのことを調べていて、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの祖先が、ベルギーから渡ったスキッパーキ系の犬だったという記述を見つけた。現在のペンブロークはスキッパーキとはぜんぜん違う姿形をしているけど、それはペンブロークが先住犬であるウェルシュ・コーギー・カーディガンに似せるように交配・改良を行ったからであるらしい。言われてみると、ペンブロークとスキッパーキは顔形や耳が良く似ている。

ところでペンブロークと言えば、スキッパーキ同様に断尾をする習慣のある犬種であることが知られているが、以前からひとつ疑問があった。そもそも何故ペンブロークに断尾する習慣があるのかについては、牧畜犬として使役されていた時代、牛に尾を踏まれる事故が多発した為、それを防ぐためと言われているが、良く似た形態をもつカーディガンについては断尾する習慣がない。もし牧畜犬であったことが断尾の本来の理由であるなら、カーディガンについても同様の習慣が生まれている筈ではないだろうか?(実際、牧畜犬だからという理由に根拠はないとする資料もどこかで読んだことがある)

スキッパーキがペンブロークの先祖に当たるとなると、別の可能性が考えられる。それは既に断尾の習慣のあったスキッパーキが祖先であった為、形態は変化してもその習慣だけは残されたのではないか、という推測である。スキッパーキに関する記述の最古のものは15世紀〜16世紀のベルギーの書籍で、そこでは既に「黒くて小さくしっぽのない犬」と書かれているという。ウェールズに渡ったスキッパーキはその後大きく姿を変えウェルシュ・コーギー・ペンブロークとなったが、先祖の痕跡は顔形や断尾の習慣に残された……そんな気がするのである。


……まあ、ネットで読みかじった情報を斜め読みして考えた妄想なんで、話に信ぴょう性はまったくありません(自爆
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは11世紀には存在していたとされ、それ以前にウェールズに持ち込まれたスキッパーキ系の犬に既に断尾の習慣があったかどうかは分かりません)